「メンタルヘルス予防教育セミナー」のご案内

演習形式ロールプレイを主とした働く人のための教育ー
「認知行動療法の考え方を取り入れ
SSTを組み込んだ教育」

NPO法人(特定非営利活動法人)
産業メンタルサポートセンター
理事長 武田雄二

1.はじめに

当センターは企業経験43年を踏まえて臨床心理学(認知行動療法)に基づき健常な段階においてストレスに対しての「対処能力」と「リジエンス(回復力)」「リデンプ ション(免疫力)」の向上を狙ってオリジナルなカリキュラムを取り入れたメンタルヘルス予防教育を行っております。
この予防教育の効果を2014年SST学会で発表しました。

企業経験:㈱竹中工務店では主に生産部門を担当する。内勤部門では人事及び労務部門を担当する。
臨床心理学:大学院(修士、博士課程)で主に職場でのメンタル予防教育の研究を行う。

2.メンタルヘルス予防教育の目的

・一般的にメンルヘルス予防教育は、講義形式が主流であります。受講者からは一方的に聞くのみ、で記憶に留まりにくいと意見をよく聞きます。
・当センターの教育は、演習形式とロールプレイを主とした"こころ"に染み入る教 を行っています。受講者が自分自身のスキーマ(考え方のくせ)の根拠を知りストレの構造を客観的に理解して、より良い対処法を導き出すことを狙いとしたメンタルヘルス予防教育です。楽な気持ちで働く上で自分を客観的に見れるテクニック(認知行動療法、SST)を健常な段階から身につけておくことが精神症状を(うつ等の気分障害)患わないためにも重要であります。企業人としての経験を踏まえたカリキュラムは演習形式とロールプレイを主として現実に即して学問とのバランスを考えており他に無オリジナルの予防教育であります。
・受講者からのアンケートは各項目の評価点は平均4.5点(5点満点)であり必ず満足が得られますので一人でも多くの方が受講されて今後の働く上で楽しく前向きな気持ちで過ごしてもらって生産性向上に大きく寄与するものと思います。

※認知行動療法:ストレスを受けた状況と反応を「認知(自動思考)」を「気分・感情」「身体反応」「行動」の構造を外在化して自己観察及び自己理解を深める。認知(自動思考)を別な考えに変えることにより気持ちが楽になり前向きな行動ができる療法である。
※SST(社会生活技能訓練):Social(生活・社会・社交)Skills(技能・わざ)Traininng(訓練・練習・ひとづきあいの技術)行動に比重を置いた認知行動療法である。日常生活の対人技能と日常技能を客観的に見直せます。ロールプレイでの経験が新たな”気づき”を生み出して今後の生活に自信を持てるようになる。

3.メンタルヘルス予防教育について

(1)基本的プログラム内容

①オリエンテーション(5分)
②メンタルヘルス教育の目的等について(10分)
③こころの体温計(最近の気分をBDI-Ⅱ用いて把握する)(10分)
④自分のスキーマ(考え方)を「チェックシート」に記入して把握する(15分)
⑤受講者のストレスを外在化(客観視)を行う。「アセスメントシート」を用いてストレスの構造を知り認知(自動思考)をグループデスカッションで再構成表を用いて新たな考え方を発見して楽な生き方を学ぶ。(30分)
⑥SST(ロールプレイ) アセスメントで取り上げたことを主に取り上げる。新たな行動を発見して楽な生き方を学ぶ。(35分)
⑦まとめ(復習)、質疑、アンケート (15分)

予定時間 120分

(2)対象者

①働いている方(含む 精神障害者)
②就職を予定されている学生(含む 精神障害者)

(3)受講者からのアンケート(抜粋)及び評価点

①1人で悩まず他の意見を聞くことで、こんなに考えもあるのだと感心した。
②ストレスに対する考え方が変わった
③アセスメントシートや皆で考える時間が、発言の機会が多く意見が言いやすかった
④一方的でない参加型でよかった。
⑤自分の行動を改めて振り返ることが出来た。
⑥社内の若手に活用し職場で広げたい。
⑦認知と行動に焦点を当てたプログラムの効果がありました。
⑧演習形式及びロールプレイでの体験が新鮮に受け止められました。
⑨総合点4.5点(5点満点)であり各項目の評価点は4.3~5点であり予防教育の必要性が考えに合致したと考えられます。
◇受講者の目的(ストレスの対処、自己観察、自己理解、問題解決力など)の自分を理解して更にSSTでお互いを理解しあうことの重要性が再認識が出来た。

(連絡先)
京都市下京区梅湊町83-1(京都市ひとまち交流館内)
電話 090(3264)7829090(3264)7829
メール yth19500531@iris.eonet.ne.jp

(理事長の略歴)
1974年3月 福岡大学経済学部卒業
1974年4月 竹中工務店大阪本店入社
2017年3月 竹中工務店退職
2011年4月 福岡大学大学院人文科学研究科修士課程(臨床心理専攻)入学
2013年3月 福岡大学大学院人文科学研究科修士課程(臨床心理専攻)修了
2013年4月 福岡大学大学院人文科学研究科博士課程(臨床心理専攻)入学
2018年3月 福岡大学大学院人文科学研究科博士課程(臨床心理専攻)単位習得満期退学
2019年~2023年 京都府立職業高等技術専門校、大阪府立夕陽丘高等職業技術専門校、滋賀県立草津高校他